治療中に患者が動いても自動的に放射線の照射を補正します

脳腫瘍、なかでも転移性脳腫瘍に対して効果の高い画期的な治療法として、切らずに治療できる放射線治療装置「サイバーナイフ」が注目されています。

放射線治療は手術に比べて体への負担が少なく、臓器の機能を温存できるというメリットは以前からありましたが、がん細胞の周囲の正常な細胞への照射が避けられないという大きな問題がありました。

サイバーナイフが従来の放射線装置と大きく違う点は、がん細胞に対して放射線を集中的に照射できるため、正常な細胞へのダメージを最小限に抑えることができるという点にあります。

ロボットアームには小型化された放射線装置が取り付けられており、患者の周囲を自由に動かすことができ、最大1200方向から患部へ放射線を照射できるのです。治療中に患者が動いてしまっても、移動がわずかならば自動的に補正してくれます。

最新の医療機器ゆえに価格も高価なことからサイバーナイフを導入している医療機関は一部の大型病院に限られていますが、患者の負担を最小限にとどめる治療法として今後普及が進むことでしょう。

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